Cognac Tres Rare 35 ans d'age / 40% / 700ml for Japan Import System / Bottler : Paul Giraud [France]
ブランデーといえばフランス産が広く知られていますが、その中でもコニャック地方で生産されるブランデーは特に高い評価を受けています。総面積79,600ヘクタールの土地から生まれるコニャックは、芳香豊かなフランスを代表する蒸留酒として、現在でも老若男女を問わず広い世代に親しまれています。高級ブランデーとして昔から有名な銘柄のほとんどは、ここコニャック地方産のブランデーなのです。
ワインと同じくブドウからつくられるコニャックは、農産物の一種です。伝統的な製法を頑なに守り続けているジロー氏でなければつくれないコニャックは、華やかで気品のある香り、そして複雑に折り重なる味わい。それはまるでジロー家のあるグランシャンパーニュ・ブートビル村のテロワールをそのままボトリングしたようなコニャックです。
そのグランシャンパーニュ地区に、今では残り僅かな貴重な生産者が住んでいます。その名はポールジロー。ジロー家は400年前からこの地に根ざし、代々農業を営んできました。1800年代の後半からコニャックの生産を始め、現在に至るまで高品質なコニャックを生み出し続けています。
【Cognac / Grande Champagne】
ジロー家のコニャックが貴重なのは、ジロー氏がコニャックに対して抱き続ける「コニャックは自然の賜物」という考えに集約されています。大手メーカーが機械化されているのに対し、彼は全てのブドウを一つ一つ手で摘み、品質を確認します。イーストを用いて時間を短縮した醸造ではなく、逐一ようすを確認しながらブドウを自然に発酵させます。また、一括して大量に蒸留するのではなく、片時も目を離さず樽に詰めるタイミングを計ります。彼自らが全ての工程を手掛け、膨大な時間と労力をかけながらていねいにコニャックを生産しています。
35年の特徴は熟成感。角が取れた達人のような逸品
35年表記ですが、実際にはすべて45年以上の超古酒で構成されています。日本にのみ出荷されるこちらの商品は、品質を厳重に管理するため年に1回のみボトリング。丸みがありつつも圧倒的な熟成感と、ブドウの味わいが共存する稀有な一本。グランシャンパーニュ・コニャックの極みがここに。
(ラベルにTres Rare:トレ・ラールの表記あり、裏ラベルに35年の表記があります)
[輸入元資料より]