Scarlet Cask Marriage Batch 5 / 30.2% / 700ml / Bottler : Iseya Distillery [Japan]
伊勢屋酒造は、神奈川県相模原市緑区(東京都と山梨県の境目にあり、都内からは電車で約1時間)に位置し、甲州街道9番目の宿場町小原に現存する、築100年の古民家を再生し製造場としました。
造られるリキュールの製造方法は古典的で、また製造から瓶詰まで全てハンドメイドでおこなわれます。
【Liqueur】
『Amaro:アマーロ』とはイタリア語で【苦い】を意味し、【苦味】を帯びたリキュールの総称で日本にも古来より「良薬口に苦し」という言葉があるように、薬として何がしかの効能を求め製造された歴史があった。スカーレットは、日本の緋色(ひいろ)のことでコチニール貝殻虫から抽出された動物性の色の名称。
1800年代のアマーロのレシピ等を参考に、約20種類のボタニカルを用いている。日本で生まれた草根木皮を使用していることから、何処か日本らしさが感じられる事も特徴だ。
今回がBATCH#5となるSCARLET Cask Marriageは、草根木皮が織りなすボタニカルレシピのベースは残しつつも、原酒のブレンド比率を微調整。ジャパニーズウィスキーの空樽で、BATCH#1〜4よりもさらに長い約10ヶ月間のマリッジが施され、度数はあえて少し高めに仕上げられている。
オールドリキュールに感じられるボタニカルと甘さの一体感、樽熟成が生み出す複雑なボディがバランス良く表現されている。スモールバッチならではの細かな香味の違いはクラフトならではの真骨頂。進化し続けるSCARLETを体感して欲しい。
【ボタニカル】
草:レモンバーム、ゴールデンベリースプラウト、セージetc..
根:ウコギ、スイバ、アンゼリカetc..
木:シナモンetc..
皮:ブラッドオレンジetc..
20種類以上のボタニカルを使用。
【熟成(マリッジ)→瓶詰】
ジャパニーズウィスキーの空樽を使用し、築後100年以上の日本の伝統的な土蔵にて熟成。複数の樽で熟成された原酒をブレンド、1バッチ1,000本に満たないスモールバッチのクラフト規模をベースに瓶詰が行われている。
【畑】
開墾した畑にて、使用するボタニカルを実験的に栽培中。
将来的には使用ボタニカルを全て栽培し、製造予定。
【テイスティングノート】
コチニールとオークが融合したアンバーカラー。オレンジピール、アプリコット、ビターチョコレート、少しのメンソールとタバコ。アフターにリッチなオーク感。旨味の優しいアマーロ。